こんにちは、アメリカに駐在し始めて3年のきーさんです。
この記事を読んでいる方の多くはアメリカへの駐在が決まった方だと思います。
海外駐在は、これまでの生活がガラッと変わる人生の転機といって間違いありません。
そもそも何をしなければいけないんだろう。
今回はこんな悩みを持つ方のために記事を書きました。
私も駐在が決まった後、しばらくは会社側から特に指示がなく、直前になって人事から「あれや、これや」と言われてバタバタしてしまいました。
悪い言い方をすると、人事にしてみれば私の家族のことなどは所詮、「他人事」なんですよね。。。やっぱり自分から積極的に動かなければいけません。
今回の記事では、やることを時期別にまとめているので目次を参考にして必要なところを確認してみてください!!
このブログでは他にも下のような「駐在生活が潤う記事」を書いているのでよければ参考にしてみてください。
>>アメリカで日本のテレビを見る方法【料金・特徴も紹介】
>>駐妻さんにおすすめの英語勉強法まとめ
※注意
私には学校に通わせる年齢の子供がいないので、お子さんの教育や転校手続きについては掛けていません。申し訳ありませんが経験者に聞くなどで情報取集をお願いします。
もくじ
アメリカ駐在が決まったらすぐに始める準備
パスポートと免許証をチェック
まずはパスポートと免許証の有効期限をチェックしましょう。
- パスポート:
1年以内ならビザが取れないので必ず更新しましょう。1年以上残っているなら現地で更新できるので問題ありません。 - 免許証:
基本的にいつでも更新可能です。(更新はがきは不要です)更新日が近いなら更新してしまっても良いでしょう。まだ有効期間が残っているという人は一時帰国して更新するか、もし期限が切れてしまったとしても帰国後一か月以内なら問題無く更新できます。
運転免許証について補足:
一時帰国中に更新する方は、住民票はアメリカに抜いて来ていると思いますので免許証の更新は実家のあるところでしかできません。自治体によって異なると思いますが、私の地域の場合は
- 期限切れの免許証
- 両親の住民票「(私の名前)は確かに私の息子です。」という一文を手書きを添える
を持参することで住民票が無くても免許証の更新が可能です。出国前に免許更新センターに確認してみてください。
また詳しく書いた記事もありますので合わせて参考にしてみてください。
>>【失効しても大丈夫】海外駐在員の為の運転免許更新の方法まとめ
アメリカ駐在に必要な予防接種を計画
アメリカで推奨されている予防接種は下記です。受けてない物がある場合は検討しましょう。
(参照:https://www.forth.go.jp/useful/vaccination.html
- 麻疹
- 風疹
- 水痘(水ぼうそう)
- インフルエンザ
- 破傷風
- B型肝炎
- 髄膜炎
- 狂犬病
お子さんの予防接種については下記が必要です。漏れている場合は幼稚園や学校への入学が認められないので注意が必要です。
アメリカでも接種できるので焦る必要はないですが可能なら日本で受けておいたほうが気持ち的には安心ですね(参考のために英訳もしておきました)
- DTP(ジフテリア、百日咳、破傷風の三種混合)
- Measles(麻疹)
- Mumps(おたふく風邪)
- Rubella(風疹)
- Polio(小児麻痺)
- Varicella(水痘、水ぼうそう)
- Hepatitis(B型肝炎)
さらに詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
アメリカに住むために受けるべき予防接種|小さい子供用も併せて紹介
こんにちは、アメリカに駐在し始めて2年のきーさんです。アメリカに限らず、長期で海外に滞在される方にとって大事なのが予防接種。特にお子さんを連れていかれる方は特に心配になりますよね。 どの予防接種を受け ...
インターネット契約を確認
おうちのインターネットの契約を確認しましょう。途中解約で違約金が発生してしまう物があるからです。
もし赴任前までに契約更新が来るならラッキーです!そんな方は下のようにしましょう。
- 現在のインターネット契約は更新せずに終了する。
- レンタルWifiで残りの期間をつなぐ
こうすることで無駄な違約金を避けることができます。
レンタルWifiだと通信料や通信速度が心配になりますよね。私が利用したのがNetageというサービスです。
機種によって違うのですが、通信料無制限のプランが豊富で数か月単位のレンタルも可能です。レンタルも全て郵送で完結するのでお手軽ですし、価格も違約金を払うのに比べると高くはありません。
ちなみに私は当時、PS4でオンラインゲーム(TPS)をしていたのですが問題無く遊べていました!!(レンタルした機種は601HW)
興味のある方はこちらからどうぞ
>>NETAGE
携帯電話の契約を確認
海外にいる間の携帯電話の契約については迷う方が多いかと思います。
- 今までの電話番号を残しておいたほうが良いのか
- お金もかかるし、契約を切るべきか
私もさんざん悩みましたが、結論としては切ってしまってなんの問題もありません。
今の時代、電話でしか連絡が取れない友人は稀です。
そもそも海外にいる間はどうせ繋がりませんし、LINE通話で話せます。
特別に今の電話番号に愛着がある人以外は契約を切ってしまいましょう。
(銀行などの登録電話番号は実家や親族の電話などに切り替えておきます。)
契約を切る際ですが、インターネットのときと同じように契約を確認しましょう。
赴任前に更新のタイミングがある人は、2年縛り等のない格安SIMに切り替えて出発直前に解約するのがおすすめです。
※私の場合はmineo(マイネオ)に切り替えました。縛りのない契約であればどこでもOKだと思います。
更新のタイミングが赴任までに来ない人も、乗り換えキャンペーンなどを使えば違約金を払うよりも安くなるかもしれませんので一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
またスマホの契約を駐在中も残しておきたいというかたも、(先ほど紹介したmineoも含めて)維持費の低い格安Simでの契約がおすすめです。
(番外編)英語の学習を始める
後にも書きますが、スムーズに駐在生活を開始する為にも移動前から英語の準備を始めるのがおすすめです。
大事なことはアウトプットの練習を始めることです。日本人に圧倒的に足りないのはアウトプットだからです。
お手軽なのは下記のようなオンライン英会話です。
この2つのサービスは海外でも利用できるので、駐在先でも勉強を継続できます。
過去にこんな記事を書いているのでよければ参考にしてみて下さい。
アメリカ駐在する2ヵ月前の準備
荷物の準備
駐在する前に一番悩まされるのが荷物についてです。
ここで説明すると、長くなってしまうので別記事にて詳しく解説していますのでどうぞ。
ビザ面接の準備
アメリカに駐在する場合、ほとんどの場合は会社が予約などの事務手続きは会社がしてくれるはずなので本人がすることは
- 書類の準備
- 面接の準備
だけのはずです。書類の準備についても会社から指示があるとおもうのでここでは、面接にあたり簡単な注意点を書いておきたいと思います。
面接でされる質問は仕事内容や業務経験についての内容がメインとなります。
- 勤続年数
- 現在の仕事の内容
- アメリカでの仕事内容
- 滞在予定年数 などなど、、
そして、面接のためにできる準備は2つ。
- 自分が申請するビザの種類を確認する:
恐らく多くの方はE-1、E-2のビザに申し込まれると思います。これは「専門的な知識」または「管理職」に与えられるビザですので、会社が作成してくれるサポートレターや面接に持参する書類(DS160)をよく読んで面接官への回答と齟齬がでないように準備しましょう。 - 英語に慣れておく:
面接は日本語の場合と英語の場合とがあります。(私は英語でした。)少なくとも間違った内容を答えないように英語にも慣れておきましょう。
もう少し詳しく知りたい方は下記をどうぞ。
【アメリカ駐在】ビザ面接の対策と注意点【落ちるとイタイ!?】
こんにちは、アメリカに駐在し始めて2年のきーさんです。 駐在が決まり、準備は進んでいるでいますか? やることがたくさんあって、落ち着かない日が続いている方もいるのではないでしょうか。今回はビザの面接に ...
特に英語について不安に感じる方が多いと思います。だからといってすぐに英語力が上がるわけではないので「英語に耳を慣らす」程度のことをするくらいでも良いとおもいますが、どうせ渡米後に困ることになるので今から始めてみるのも良いでしょう。
国際免許証をとる
国際免許の取得はとても簡単です。(所要時間約30分)
免許の更新等する人は同時に取得しておきましょう。
下記のものを持って免許センターにいけばすぐに発行してもらえます。
(念のため、近くの免許センターのサイト等で確認してくださいね!)
- 免許証
- パスポート
- 写真(4cm x 5cm)
有効期限は1年で、失効後は原則として返還が必要ですので無くさないようにしましょう。
アメリカ駐在する1ヶ月前の準備
お金の準備
アメリカは基本的にはクレジットカード社会なので現金はあまり必要ないのですが、赴任当初は信用がない為、車の購入はアパートの契約にはそれなりの現金が必要となります。
車2台を中古車で買ってこの額でギリギリでした。
- どうやって外貨を準備するのがおすすめか
- 海外に持っていくにはどうすればよいか
について正しい知識を持っていないと2万円以上も損をしてしまうことがわかっています。
結論から言うとTransferwiseを使うのがもっともコスパがよいので利用してみてください。
詳しく知りたい方は過去記事をどうぞ
銀行の連絡先変更
銀行など大事な機関に登録している住所は全て実家に変更しておきましょう。
野村證券に株の口座も持っていました。こちらは税金関係があるので、野村証券に駐在することを伝えて手続きをすることで海外赴任中の現在でも維持しております。(取引には制限あり)
NISA等を利用して口座を持っている方も多いと思うので各証券会社に確認しておきましょう。
また自宅に届く郵便の転送届も忘れずに出しておきましょう。
住民票の転出届
一年以上海外に出国する方は転出届が必要になります。
- パスポート
- 印鑑
- 転出届(役所にある)
を提出しましょう。私の時は転出先は「米国」と記載しましたが役所の受付で確認しましょう。
注意点
- 転出届を出すと印鑑証明も失効してしまうので、自動車や不動産のの売却等する必要がある方は全て終わってからにしましょう。
- 転出届を出さない場合、海外にいて本来免除されるはずの住民税を払い続けなければいけないので必ず出しましょう。
アメリカで使用するクレジットカードの申請
アメリカではクレジットカードを取得するには、クレジットカードヒストリー(略してクレヒス)が必要になりますが、アメリカにきたばかりの駐在者にはこのクレヒスがありません。
なので駐在者向けにJALとANAがクレジットカードを準備してくれていますので基本的にはこのどちらかのクレジットカードを契約します。
赴任前に申し込んでおくことで、赴任後にスムーズに受け取ることができるのであらかじめ準備しておくとよいと思います。
色々と駐在に便利なサービスがついているので、基本的には赴任するときに使う航空会社で決めるのが良いと思います。
半年~1年ほどこのカードを使ってクレヒスをためた後は使う必要はないのでもっと条件の良いクレジットカードを契約しましょう。
アメリカはクレジットカードの特典が日本と比べてとても充実しています。
おすすめのカードや、どうやってゲットするかについて興味のある方は下記も参考にしてみてください。
母子手帳英訳・予防接種記録の英文証明書
子供の状態を正しく伝える上で必須ですし、アメリカで予防接種をうけたり、幼稚園や小学校への入学に必要なので必ず行いましょう。
(医師の方などで、英語で正しく内容を伝えられる方は必要ありません)
私は予防接種記録については、会社に英訳サービスがあったので利用しました。
母子手帳については、英訳してもらえなかったので、おすすめなのはJALやANAの赴任パッケージを使うことです。
- ANA:https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/afs/compo_service3.html
- JAL:https://www.jal.co.jp/fplan/popup.html
予防医学推進センター等で有料で母子手帳を英訳するサービスがありますが結構高いのでおすすめしません。(2019.12月現在8000円)
近くの保険所で安く英訳してくれるところもあるそうなので電話して聞いてみても良いかもしれません。
アメリカに駐在後、すぐにする準備
ソーシャルセキュリティー番号(SSN)の取得
ライフラインの契約、クレジットカード、車の購入などあらゆる大事な状況で必要になる番号ですのですぐに取りに行きましょう。
必要なものは下記です。
- パスポート
- VISA
- I-94(リンク先から取得できます)
- (奥さんのみ)英訳した婚姻証明書
婚姻証明書は自分で英訳すれば大丈夫でした。ちなみに子供は取得しなくてもOKです。
銀行口座開設
本人用の銀行口座は会社からの給料振り込み用に会社のサポートで開設してもらえるかと思います。
ここでおすすめしておきたいのは奥さんの分も開設しておくこと。
アメリカはクレジットカードの特典が半端ではないので、夫婦それぞれで口座を開設してクレジットカードヒストリーを作ることで、そのメリットをそれぞれが受けることができます。
奥さんもSSNを取得すれば簡単にできるので是非開設しておきましょう。
在留届を提出する
駐在している方は申請が義務なのでしておきましょう。
http://www.mofa.go.jp/
家族が後から来られた時も追加するのをお忘れなく
自動車を購入する
自動車の購入はアメリカでの出費の大部分を占めます。大きな出費になるからこそベストな車を購入したいですよね。
「できるだけコスパよく購入したいなぁ」
「せっかくなのでアメリカらしい車を買いたい気もする」
などなど色々な思いが交錯します笑
過去に記事を書いているので是非とも参考にしてみてください。
家を決める
家については会社によっていろんなパターンがあると思います。
決められた場所があったり、自分で好きなところを選べたり。
「どんな家を選ぶのが自分たちにあってるのかなぁ」
もし自分で選べるという方のなかで、このように悩む方も多いと思います。知りたいという方はこちらを参考にしてみてください。自分の家の写真も公開しているので参考になると思いますよ。
アメリカ駐在中にベストな家はどんな家?【自宅公開付き】
こんにちは、きーさんです。 現在、アメリカに駐在し始めて2年の機械系エンジニアです。 駐在中の生活を大きく左右するのが家。 でも赴任後には右も左も分からないまま、人事に言われるがまますぐに住むところを ...
ライフラインを契約する
水道、ガス、電気、インターネットの契約をします。契約するアパートによっては指定されていたりするのですが、基本的にはどれも手続きは変わりません。
- ネットで比較サイトをみてよさそうな業者を探す。(選べる場合)
- ネットから申し込み(SSNがすでに手元ある場合はだいたいネットで完結する)
- SSNがまだ分からない場合は電話での応対が必要なことが多い
この手続きが結構ハードです。
すべてネットで完結する場合は良いのですが、電話応対しなければならないことが多々あり英語ができないとストレスMAXになります。
特にメールアドレスを口頭で伝えた場合、90%間違えているので必ず復唱してもらいましょう。
多少のトラブルは覚悟しておかなければいけません。そのためにも駐在前から英語学習を本気で取り組んでおくことをお勧めします。
まとめ:アメリカ駐在が決まった方へ
長い記事になってしまいましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。全体の把握や備忘録として活用いただければと思います。
駐在の準備はめんどうですが、赴任して慣れるとアメリカは人も優しく、懐の広い過ごしやすいところだなと実感しています。(もちろん不便なことも多々あるのですが)
あまり心配しすぎず、ひとつづつ準備していってくださいね。
またもっと詳しく知りたいことがあるかたはTwitterかお問い合わせフォームから連絡いただければできるだけお答えします。
では!!