こんにちは、アメリカに駐在し始めて2年のきーさんです。
今回のテーマは「駐在先に持っていくものの準備の仕方」です。駐在が決まったのは良いものの一体何を準備すればいいかすぐにはイメージできません。この記事は特に家族を帯同される方に向けた記事となっています。
慣れない土地で生活をし始めていくのにあたり、
・何を持って行かなくてよいか
・いつそれらを発送したらよいのか。
などなど、悩みは尽きないですよね。
「持っていける量が限られているなかで、具体的にどのように準備をしたらよいのか知りたい!!」
今回の記事では、このような方の要望にお答えしたいと思います。
本記事を読むメリット
- 持っていく荷物の準備の仕方がわかる
- 何が必要か、必要でないかわかる
- いつそれらを発送するべきかわかる
You Tubeでもアメリカに持っていく荷物について解説しているので合わせてご覧ください。
このブログではこのように、これから駐在する方、現在している方に向けて、私自身が駐在生活をしていて「これは大事!」と感じた情報を発信していますのでTwitter、Instagram、 You Tubeでフォロー頂けると嬉しいです!!
3stepで解説!アメリカ駐在の荷物を準備【家族帯同者向け】
本題に入る前に駐在当時のわたしの状況は下記のとおりです。
- 家族は奥さんと息子が1人(生後4ヶ月)
- 住まいは賃貸のマンション
- 私が赴任した後、家族は実家に移動した
- 先に私が赴任して、4ヶ月後に家族が移住した
アメリカ駐在準備 Step1:持って行かない荷物を決める
今の生活で使っているものは、現地での生活にも必要なので全て持っていきます。ただ送付できる荷物には限りがあるので「大きい物」「現地で調達できるもの」「アメリカでは使わないもの」を置いてい行くのが基本的な方針です。
発送する前に引越し業者の立ち合いがあると思うので、荷物の量に余裕があればそれらも送付するのがよいでしょう。
私の場合、例外としてマットレス(シングルサイズ×2)は持っていきました。睡眠の質に影響しますし、気に入っていたからです。アメリカではIKEAも含めてマットレスを購入できる店は多いですが運搬が難しいので持っていくことをおすすめします。
大きいもの・現地で調達できるもの
- 大型家電(エアコン、洗濯機、冷蔵庫等)
- ソファ
- 本棚・食器棚
- テーブルや椅子
- マットレスの台
- シーリングライト
- TV台
大型家電はそもそもタイプが合わず使えません。また備え付けの家電があるところもあります。ソファや棚類はIKEAで購入でき、帰任時に後任の方や同僚に売れば大きな出費にはなりません。
アメリカで不要なもの
- 物干し竿
- 物干しラック
それほど大きなものではないので持っていきたくなりますが不要です。
アメリカでは洗濯物を干す習慣がなく乾燥機を使うのが一般的なのでもっていかなくて大丈夫です。(景観上、外に干すことを禁止されているところも多いです。)
乾燥機を購入する費用を節約したいという方もいるかと思いますが、前任者から譲ってもらうこともできますし、マンションに住めば生活家電はだいたいついています。
住宅について気になる方は過去記事をどうぞ
そして置いていくものを決めたら、下の3つに分類しましょう。
- 預ける(コンテナ)
- 誰かにあげるor売却する
- 捨てる
冷蔵庫・エアコン・洗濯機は使わないと劣化がすすむので出来れば誰かに上げるか、売却しましょう。
私は実家と、結婚したばかりの弟夫婦にあげました。
またこれを機にいらないものは廃却してしまうのも良いと思います。
アメリカ駐在準備 Step2:必要なものを購入する
絶対に買い足す必要があるものは変圧器だけです。アメリカはコンセントの電圧が、少し高めの120Vです(日本は100V)
最近では多くの電化製品にアダプタがついていますので変圧器をたくさん買う必要はありません。
日本から炊飯器、電子レンジ、ドライヤーなど大きな電力を使うものを持っていきたい場合は数に合わせて変圧器を用意しましょう。
私は炊飯器、電子レンジ、コーヒーメーカー用に下記のものを買いました。
前任者も持っていると思うので譲ってもらえたり、メルカリなどにも中古が出品されているのですが、駐在先で変圧器が壊れると炊飯器などが使えなくなるので1つは新品を購入するのがおすすめです。
アメリカ駐在準備 Step3:持っていく荷物を4つに分ける
ここからが本番です。持っていくものを下記の4つに分けましょう。
- 駐在する本人が「アメリカですぐに必要なもの」
- 駐在する本人が「できるだけ早くアメリカで欲しいもの」
- 日本に残る家族が「実家に移動するまで使いたいもの」
- 日本に残る家族が「日本でギリギリまで使いたいもの」
ちなみに本人と家族が分かれて渡米する場合を想定しています。
また発送の方法もエア便と船便の2種類あるので4つに分けました。
なのでこれから分類する4種類の荷物を下の図のように発送します。
また駐在する本人の手荷物で持っていくものですが、最初はホテル住まいになるかと思うので、一週間の出張にいくつもりの荷物をスーツケースに入れて持っていくのでよいでしょう。
また余ったスペースには出汁やレトルト食品などを一杯詰めていきます。
①駐在する本人が「アメリカですぐに必要な荷物」
赴任初期に②で送る船便が到着するまでの生活に必要な物です。
「独り暮らしに必要なもの」をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。具体的には下記のものです。
- 食器+調理器具の一部
- アイロンとアイロン台
- 本人の衣類で必要な分(スーツや靴など含む)
- タオル類の一部
- 寝具(枕・布団など、マットレスは除く)
②駐在する本人が「できるだけ早くアメリカで欲しい荷物」
ここには「必須じゃないんだけどできるだけ早い段階であったほうが生活が潤うもの」を分類します。アメリカでは数か月間この荷物だけで暮らしていくことになるので自分の趣味などに関係する物も忘れずに入れておきましょう。
- マットレス・ボックスシーツ
- TV(日本にいる家族が必要な場合はアメリカで購入。)
- 趣味系(ゲーム・本など)
- 衣類の残り
- コーヒーメーカー
- オイルヒータ・扇風機など
- カセットコンロ(ボンベはアメリカで購入可)
- 変圧器
ポイント1
一般的にアメリカの家にはエアコンが装備してありますが、微調整が効かなかったり音がうるさかったりするので扇風機やオイルヒータなどはあると助かります。
ポイント2
カセットコンロはあると鍋などができるので生活が潤います。ボンベは現地でもAmazon.comや韓国系スーパーで購入できます。
③日本に残る家族が「実家に移動するまで使いたい荷物」
ここに分類されるのは実家暮らしをするときに必要ではないもの、もしくはアメリカに持っていきたい大物になります。
大きなものを送ることができる最後の機会なので大物が残っている場合は忘れずに送りましょう。
- 食器・調理器具の残り
- 炊飯器・米びつ
- 掃除機
- 布団乾燥機
- 電子レンジ
- 加湿器
- 家族の趣味(絵本や電子ピアノなど)
- タオル類残り
- 家族の衣類(実家生活中不要なもの)
- 洗濯ばさみ、ハンガー等
- TV
- カーテン
- 来客用布団
- ドライヤー
- 家族用のマットレス・ボックスシーツ
ポイント
炊飯器は圧力式だとアメリカのお米でもとてもおいしく炊くことができます。私は駐在を機に下記を買いました。10合を一気に炊いて小分け冷凍保存しています。
④日本に残る家族が「日本でギリギリまで使いたい荷物」
こちらは家族が日本でギリギリまで使って、移動後もできるだけ早く使いたくなる分を分類します。
- 子供用品のうち手荷物で持って行かないもの
- 家族用衣類で残り全部
- 家族の趣味系(雑誌、おもちゃなど)
- ヘアアイロン
アメリカ駐在準備 Step4:アメリカへの荷物発送時期を決定
基本的には下の図の用に送ると良いと思います。全く同じである必要はないと思うので参考にしてみてください。
- 本人が出国する7~10日前に①と②を発送
- 本人出国&家族が実家に移動時に③を発送
- 家族出国時に④を発送
アメリカ駐在準備の荷物に関する注意点
下記のものは送付すること自体ができないか、注意が必要です。
またルールも変わっていきますので引越し業者の方にしっかり確認しましょう。
- モバイルバッテリー(航空便の場合)
- スプレー缶
- 防虫剤
- 医薬品(救急箱や市販薬であれば可能)
- たばこ
- 自動車、オートバイ
また新品や、大量に同じものを送った場合、課税されることもあるので気を付けましょう。
記事は以上になります。
やることが山積みで気が遠くなるかもしれませんが、これを乗り越えた後のアメリカでの生活はとても楽しいので頑張ってください。
すこしでも準備の役に立てれば幸いです。
では!!