こんにちは、駐妻のみーさんです。
駐在への帯同が決まり、英語の勉強方法を調べたり、現地での過ごし方を調べたりすると、「ESL」が無料で便利だとわかってくると思います。
私はこんな状況でのスタートでした。同じように英語が苦手!ESLが気になる!でも実態がよくわからない…という方向けに、ESLを探しまくった私が、アメリカのESLについてご紹介します。
本記事の内容
- ESLがどんなところかわかる
- ESLの選び方・探し方がわかる
- ESLに入る方法がわかる
また過去に駐妻英語勉強法についての記事もあるのでよければどうぞ
>駐妻さんにおすすめの英語勉強法まとめ
もくじ
1. ESLって何するの?
まずは、ESLって何?どんなところ?ということを見ていきましょう!
ESLとは
ESLとはEnglish as a second languageの略で、アメリカ各地で英語が苦手な移民のために英語のクラスが開催されています。クラスによって運営方法や勉強する方法、テーマや料金も様々です。
ESLの開催場所
主にキリスト教の教会、地域の図書館、コミュニティカレッジで開催されています。教会や図書館では無料のことが多く、コミュニティカレッジでは安いながらも有料で開催されていることが多いです。
託児も無料で行ってくれるESLもあります。ありがたいですね!
よくあるESLのタイプ3つ
すべてのESLが学校のように座学をするというわけではありません。私が知っている限りでのクラスのパターンについてご紹介します。
学校型 座学スタイル
テキストまたはプリントが配られ、それに沿って勉強していきます。文法や発音やリーディング、ライティングなど広く扱われます。最初にレベル分けされ、自分にあったクラスに入ります。
しっかり文法を行うこともあれば、プリントに沿って実践的な練習(店舗に電話をかけてみるなど)をすることもあるようです。何をするのかは先生にもよるので、行ってみないとわかりません。
体験型 文化を学ぶスタイル(料理教室など)
テーマごとのクラスに参加し、アメリカ人の先生からアメリカの料理を習ったり、クラフトを制作して楽しみます。何かを習いながら、その説明を英語でしてもらうことで、スムーズに英語を勉強することができます。自分の国の文化をシェアする機会もあるかもしれません。
マンツーマン型 会話重視スタイル
マンツーマン、または先生1人対して生徒2~4人の少人数で会話をするクラスです。
私の住むエリアには教会に多く、教会の場合は「Friend Speak」というクラス名がついています。聖書の一部分を簡単にまとめたテキストを先生と一緒に読んでいきます。テキスト名も「Friend Speak」なので、教会によくある聖書を読んで、国際的な友達の輪を広げようというプログラムのようです。
聖書を読むだけでなく、その前後に雑談を先生とすることになるので、中級者以上向けです。
2. 探す前に!ESLを選ぶポイント5つ
地域によっては、通えるESLが複数あるかもしれません。どこに行こう…?と悩むかもしれませんが、調べるときにはこんなポイントを確認してみてください。
- ①開催時間、場所、費用
- ②託児があるかどうか
- ③自分の英語レベル
- ④日本人がたくさんいるかどうか
- ⑤自分の興味
詳しく見ていきましょう!
①開催時間と場所
まず、開催時間と場所については、言わずもがなですが、通えるかどうかを検討しましょう。子供がいる場合、夜開催は難しいですね。逆に、子供がいない場合は夫婦で夜の英語クラスに通うこともできます。
カレッジに通う場合は費用もチェックしましょう。
私は基本的に午前中のクラスに通っていますが、期間限定で夕方6:00~7:00のクラスに子連れ(託児あり)で通ったこともあります。子どもの夕食や就寝時間に影響がなければ、夕方クラスもアリです。(むしろ寝る前に遊び疲れてくれて、親トクでした!)
午前中クラスは働いていない生徒が来るので、必然的に主婦が集まります。メキシコ、インド、中国、エルサルバドル…色々な国の主婦友が出来やすいのも特徴です!
「あなたのストレスは?」というテーマをグループで話し合ったとき、全員が「毎日の食事の準備」を挙げて、大爆笑になったこともあります。
②託児があるかどうか
小さな子連れの駐妻さんにとって、最も重要なポイントですね!
私の地域では、託児ありの教会ESL、託児なしの教会ESLがあります。図書館は託児なしのクラスしかなく、コミュニティカレッジも託児できるものがありませんでした。これはそれぞれ違うので、調べてみてください。
託児がある場合は、WEBサイトに書いていることがほとんどです。年齢制限があることも多いので、記載されていない場合はメールで問い合わせてみましょう。
ちなみに託児は「Child Care」です。教会ESLの託児は、すべてボランティアの方が面倒を見てくれました。ボランティアとはいえ慣れているので、どれだけ子供が泣いていても、ハイハーイと預かってくれます。感謝しかありません…!
③自分の英語レベル
基本的にはどのクラスに参加しても、大歓迎ウェルカムです!
ただ、マンツーマン系のクラスに初級でいきなり入ってしまうと、何も話せず終わってしまうかもしれません。
例えば、「週末はどうだった?」と聞かれて、サクッと「I went to the zoo with my children! Have you been there?」ぐらいが答えられるのであれば、マンツーマン系にチャレンジしてみてもいいと思います。う~ん、少し詰まるかも…という方は、もう少し勉強してから、または集団のクラスで慣れてからのほうが、楽しめると思います。
④日本人がたくさんいるかどうか
これは多いほうが良い、悪い、ということではなく、あなたの好みに合わせてください!
駐妻にとって、ESLは大切な人との出会いの場となります。
現地に馴染み英語漬けになりたい!日本人の友達はいらない!という方は日本人が少ないESLを、少しは友達が欲しいという方は、日本人が多いESLを選びましょう。
私の場合、少しは日本人の友だちが欲しい、でもESLでは英語の勉強に集中したいと思っていました。最初に行ったESLは日本人が多く通っていて、初級、中級の上中下、上級に分かれていたので、日本人が少なかった中級の中クラスを選びました。
タイミングによっては、中級の中クラスに日本人が多かったので、もしその状況だったら中級の下を選んでいたと思います。クラスは途中で変更することができました。
知り合いには、「日本人のお友達が欲しいから」という理由で、英語が話せるのに中級の下クラスを選んだ人もいます。
自分の目的や状況に合わせて、検討してみてください。
⑤自分の興味
料理が好きな方は料理クラスへ、ゆっくり文法が習いたい方は座学クラスへ、おしゃべり好きな方はマンツーマンクラスへ、と、自分の興味に合わせて選びましょう。
私は歴史が好きで聖書に興味があったので、聖書を読むクラスも楽しめましたが、「全然楽しくない…」とあっさり辞めた人も知っています。
日本人は真面目な人が多いので、一度始めるとなかなか辞められないこともあります。
興味を持って楽しんでこそ学習は継続できるものなので、無理に興味のないクラスを続けるよりは、スッパリ辞めて違う勉強法を選ぶのもひとつの手です!ESLで友達が出来たから、そろそろ辞めよう!というのも、楽しい駐妻ライフの1つの選択肢です。
ESL側も元々生徒の入れ替わりが激しいので、気にされません。
3. ESLを探してみよう!
1.先輩駐妻に聞く
ずばり言います。これが一番簡単です!!!
というか、これをしなかったことを、激しく反省しています。
人見知りだということもあり、渡米後に先輩駐妻さんからはじめましてのLINEはもらったものの、何も相談せず、自分で調べてESLが上手く見つけられず悩む羽目になってしまいました。
地域にはいくつかESLがあっても、正直なところ簡単に検索結果で出てこないこともあります。
検索方法も後述しますが、最初に行くESLはさくっと誰かに教えてもらうことをオススメします!
2.ネットで探す-検索ワードが重要!
ネットで探す場合は「ESL+地域名」で調べましょう。
このときのコツは、地域名をcity名や市内の個別エリア名にすることです。通えそうな近隣city名をいくつか入れてください。あまり広域な地域名を使っても、結局通えません。
託児が必要な場合は、「ESL+地域名+childcare」で検索してみましょう。
また、中級者以上の場合は「Friendspeak+地域名」も試してみてください。
4.ESLに行ってみよう!
気になるESLが定まったら、早速行ってみましょう!
1.メールでの問い合わせ
事前に申し込みが必要な場合、または、情報が少ない場合、そしてドキドキしすぎて怖い場合(笑)は、まず、メールしてみましょう。
とても簡単な英語で大丈夫です!
自分の名前、ESLのクラスに興味があること、質問の内容、最後に「お返事楽しみに待っています! I’m looking forward to hearing from you!」と記載しておけば大丈夫です。
もし、返事がなくても不安にならないでください。普通です(笑)
時間に余裕があるのであれば、もう1度だけ送ってみましょう。それで返事がなければ、諦めて突撃みましょう!
2.直接行って申し込む
初めての場所に行くのは緊張します。でも、大抵大丈夫です。安心してください!!
私の場合、「教会」というものに行くのが初めてだったの、本当に緊張しました。
アメリカの教会、特にESLのクラスを開催しているような大きな教会は、日中も開いていて、信者でなくても自由に出入りできることがほとんどだと思います。少なくとも、入って怒られることはありません!
3.【英語が苦手でも大丈夫!】直接行ったときの、具体的な申し込み方
英語が苦手な方向けに、具体的な申し込み方、突撃したときの流れを紹介します
到着したら、エントランスっぽいな~と思ったところから教会(または図書館など)に入りましょう。大抵、探せば受付の人がレセプションにいると思います。いなければ、とりあえず目の前にいる教会のスタッフっぽい人に、「ESL classに行きたいです。どこですか?どうしたらいいですか?」と聞いてみましょう。
場所を教えてもらってクラスに向かうと、先生や受付の人がわかると思います。
その人に「こんにちは!Hello! 私は今日始めて来ました。This is my first time today. ESLに興味があります。I’m interested in ESL class. クラスに申し込みしたいのですが、どうしたらいいですか? I’d like to register for ESL class. What should I do?」と聞いてみましょう。
場合によっては誰が担当かわからないこともありますが(誰が現地人かわからないので…笑)、ここはアメリカで英語を学びたい人の場所です、困った顔をしていたら誰か助けてくれるから大丈夫です!
ESLに参加したいことが伝われば、申込み用紙やタブレットが渡されて、自分の個人情報(名前、住所、電話番号、メールアドレスなど)を記入します。クラス分けについて、どのレベルがいいか相談し、クラスに案内されるでしょう(場合によっては、次回から参加ということもあります)。
託児が必要な場合は、託児場所に案内してもらえると思います。
英語が苦手な方は、上記のような最初の要件を伝えるための英語は事前におさらいしていきましょう。
他に目新しい英語としては、初級 Beginner、中級 Intermediate、中級の上中下 Intermediate low/medium/high、上級 Advanced、などを知っておくと良いでしょう。
もちろん、色々と心配な場合は、先輩・友達駐妻さんに一緒に行ってもらってください!!渡米直後は先輩駐妻さんとまだ仲が良くない可能性も高いですが、みんな一度は困っているはずなので、大抵助けてくれると思います。
5.自分にぴったりのESLを探そう!
私の経験をもとに、アメリカのESLの実態と探し方、選び方を見ていきました。
最初は不安があるかもしれませんが、なんとかなります。大丈夫です!この記事で、少しでもESLに飛び込むハードルが下がると嬉しいです!
さらにハードルを下げたい…!という方に向けて、次回は私が通うESLで具体的にしていることを紹介したいと思います。気になる方ぜひチェックしてみてくださいね!