こんにちは、アメリカに駐在し始めて2年のきーさんです。
先日、外資系人材コンサルの中の人とお話しする機会があり、とても刺激的な内容だったのでシェアしたいと思います。海外駐在員は所属も場所も日本から離れ、自分や会社について客観的な視点を持つことができます。
そこで誰の頭をよぎるのが「転職」の二文字。
- 海外で仕事ができるレベルの外国語の習得
- 広い視野で働く労働環境
を実現しているので当然ですよね。
そこで今回の記事では
・駐在が終わった後のキャリアってどうなんだろう?
という疑問を持っている方の参考になれば嬉しいです。
本記事の内容
- 駐在経験は転職で武器になるのか
- 求められる能力について
- 全ての駐在者が転職準備をはじめるべき理由
また、このブログではこの記事のように、これから駐在する方、現在している方に向けて、私自身が駐在生活をしていて「これは大事!」と感じた情報を発信していますので気になる方はTwitter、Instagram、You Tubeなどでフォローしてみてください。
海外駐在員の転職のリアル【外資系人材コンサル中の人に聞いてみた】
私自身、転職を希望しているわけではありませんが、ご縁があって外資系人材コンサルの中の人とお話しできる機会がありました。
そこでの内容がとても貴重であるとともに、個人的に刺激になったので筆を取った次第です!
海外駐在経験は転職に有利なのか
駐在経験者の誰もが気になるこの疑問。
結論は「めちゃくちゃ有利になる」とのことでした。特に30代の駐在経験者を求める会社はとても多いそう。
逆に恐ろしい話も聞いたのですが、40代になって(海外駐在に関係なく)転職経験がない人は転職市場では大きく不利になるとのことも聞きました。
理由は「新しい会社への適応能力」が疑われるからとのこと。
企業からの条件を直接聴いている「中の人」の見解なだけに、「人ごとではないな」と考えさせられました。
駐在という決断をして、慣れない海外生活で苦労して乗り越えた経験が、転職市場でも大きなプラス要素として働くようです。
駐在経験者の転職に求められる能力
駐在経験者への需要が高いのは下記の理由から
- 外国語の能力(特に理系の専門分野ではレア人材)
- マネージメント経験
- 新しい環境への対応力
確かに私自身、四苦八苦しながらも上記の能力が少しずつ身についている実感があり、そこが評価されるのは嬉しく思いました!
また先日、日本人の中で海外に住んでいる人はどれくらいいるんだろうと思い調べてみました。
結果はなんと、0.7%!つまり1000人の日本人の内の7人だけ・・・。確かにめちゃくちゃレアな人材でした。
(ソースは外務省の統計)
今日気になって調べたら、永住以外で海外で生活している日本人は全体の0.7%しかいないことを知った!(あってる?)
外務省(https://t.co/r8pGXY6jQX)がソースですが3か月以上の滞在者がカウントされているので数年単位で住んでいる人はもっと少ないことに。
駐在するだけでレア人材なのでは、、、? pic.twitter.com/PEJz3eH48k
— きーさん@アメリカ駐在ブログ/Youtube更新中🇺🇸 (@kisan_blog) January 7, 2020
しかもこの統計には3ヶ月以上の国外滞在者がカウントされているので数年単位で海外に住んでいる人はもっと少なくなります。
自分の専門分野を磨くことで、さらに希少性は高まるのでニーズがあるのも納得です。
全ての駐在者が「今から」転職準備を始めるべき理由
ここでは私自身の個人的な意見を述べます。
昨年は、トヨタをはじめとする複数の大企業から「終身雇用が難しくなる」という旨の発表が相次いて出されました。
このトレンドからわかるのは、今の社会のシステムは破綻しかけており、多少の痛みを伴ってでも社会が変わる必要に迫られているということ。
つまり、将来間違いなくやってくるのは「人材の流動化」
終身雇用が当たり前でなくなった時代に、自分の価値を武器に働かないといけない時代がやってきます。
このような社会環境の中で、駐在員は差別化しやすいポジションにあるといえます。
今回の転職市場のリアルな事情を聞き、帰国後の転職意思の有無にかかわらず「全員」が将来について向き合い準備することが非常に大事だと改めて実感しました。
【番外編】駐在後、もう一度海外で働きたい人の転職先
現在、駐在している人の中には
- 帰任後ももう一度、海外駐在したい
- でも今の会社だとチャンスはなさそう
と思っている方もいるのではないでしょうか。
そんな方のためのTipsですが、
- もう一度、海外駐在したい人は日本企業に転職
- 日本で働きたい人は外資系企業に転職
が良いそうです。
会社が求めていることを想像すると、当たり前かもしれませんが「なるほどな」と思いましたので番外編として記載しておきます。
駐在経験を転職で活かすために始めること
ここでは、転職意思の有無にかかわらず将来的に駐在経験を生かすために始めることを紹介します。
実際にニーズがあることを知る
「駐在経験は転職に有利」という事実を知っているのと、「実際に自分が求められているんだ」と実感することには大きな違いがあります。
これは私自身が今回体感したことですが、求められているという事実を「自分自身で実感」することで日々の行動へのモチベーションが高まります。この結果として、選択する行動が変わり、その結果として得られるもの(語学力など)が変わります。
この記事を読んでくださっているみなさんはまだ、情報を得ただけ。「実感」はされていないと思うので、ぜひこの「実感」をして欲しいというのが私の意見です。普段から「もう少し英語を勉強しないとなぁ」と思いながら行動できていない人も多いのでは?
英語に限らず「行動するためのモチベーション」を持つことで新しい挑戦も習慣化できます。
今回、私は幸運にも「中の人」とお話しすることができましたが、転職エージェントに登録すれば海外からでも無料で相談できるようです。
ビジネスで使える英語を磨く
また自分の専門分野を高める以外に、今からできる準備として「英語を磨く」のも良いと思います。
私はメーカーの技術者なのですが、今の会社では共通した製品理解の上だからこそ、英語での業務が成り立っている状態です。しかし、何も共通認識のない完全な他人とビジネスの話をしろと言われると流石に自信はありません。
自社以外でも通用する英語力を身につけることは、「駐在経験者」という枠組みの中でも光る人材になるために効果的な戦略でしょう。
ちなみにですが、中の人曰く「TOEIC」の点数は信用しないそうです。
その人の英語力を評価するために、抜き打ちで英語の電話をかけるようなので「実践的な英語力」を身につける必要があリます。
過去に実践的な英語力の身につけ方について、経験をもとに紹介していますので興味のある方はぜひどうぞ。
わたしも引き続き英語を勉強していきますので、一緒に頑張りましょう。
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まとめ:海外駐在者の転職について
今回の記事では、海外駐在経験と転職というテーマで
- 本当に有利なのか
- どんな能力が求められるのか
- どうして転職の準備をするべきなのか
について書きました。
繰り返しにはなりますが、海外で生活し、働いているというのは間違いなく貴重な経験です。
この貴重な経験を最大限に活かし、今後の人生を乗りこなすためにまずは一つ、行動してみてはいかがでしょうか!!
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