こんにちは、アメリカに駐在員のきーさんです。
皆さんは英語とプログラミングの共通点と聞いて何か思い浮かべることはありますか?
僕自身ここ数年で、アメリカで生活し始めたことで英語が少しは話せるようになったり、プログラミングを独学したりしているのですが、今回は「英語とプログラミングを独学してみて気づいたこと」について自分の考えをまとめておきたいと思います。
また最後に英語、プログラミングに関する子どもの教育についても触れようと思います。
英語とプログラミングの共通点
共通点①:「幸せ」になる為の強力なツールである
英語とプログラミング、違うように見える2つのスキルに共通するのはどちらもとても便利で汎用性の高いツールで、これらをうまく使うことで「幸せ」になれる可能性が高くなるんじゃないかと思ったりしています。
たとえば英語の場合、海外旅行をより楽しめるようになるのはもちろん、海外で働いたり生活したりすることができます。
プログラミングも、今やあらゆるところにプログラミングのスキルは使われているので好きな分野が選べるのはもちろん、ライフスタイルとしても一般的な会社勤めからリモートワーク、フリーランスまで幅広い働き方を選ぶことができます。
またどの国もプログラミングスキルへの需要が高いので、海外で働く際にもプログラミングのスキルを持っているとビザが取得しやすくなったりするので有利になったりするみたいです。
「英語で海外生活しやすいなんて当たり前じゃん!だからなんなの?」
と言う人もいるかも知れませんが、実際に自分でアメリカ駐在をして「自由に住む場所や働きかたが選べる」って思っている以上に意味のあることだと思うようになりました。
僕自身、アメリカに来て良かったと思っていることのひとつに「他の人と違ってもいい」という価値観を体感できたことがあります。
色んな国から来た人が近くで生活しているからこそ、「そもそもみんなそれぞれ違う価値観をもっている」というのが当たり前なので、「常識的に考えてこうするべき」っていう同調圧力がないんですよね。
「そんなの、ただのわがままじゃん」
っていう突っ込みが入るかもなんですが実はそうでもなくて、「自分は自分らしく生きる、だからあなたの個性も尊重するよ」という他の人へのリスペクトも共存している感じです。
もちろんこれには良い面・悪い面ありますが重要なのは「自分にあった場所」を選選べるっていうこと。
- やっぱりなんだかんだ日本が一番便利
- アメリカのラフな感じがあってるな
- 自分はマレーシアでのんびり暮らす
などなど自分にあったところを選べばいいんです。
色んな価値観に出会い、自分に合ったライフスタイルを選べることは幸福に直結すると思うんですよね。
逆に日本しか知らず、日本の環境や常識が自分に合っていない場合は「この世に居場所なんてないんじゃないか」と勘違いしちゃったりして、ちょっと生きづらくなるなんてこともあったりします。
世界はとても広くて、生き方・考え方は本当にたくさんあるんだなって実感してます。
共通点②:子供に身に付けて欲しいスキルである
そんな便利なスキルだからこそ、「子供に身に付けてほしいスキルとして人気」ということも英語とプログラミングの共通点でもあると思います。
英語については長年人気の習い事ランキング上位だし、プログラミングについてもオバマ元大統領、Facebookのマークザッカーバーグ、Appleのスティーブジョブズもプログラミング教育の重要性を語るなど注目を集めています。
- オバマ元大統領の演説:https://youtu.be/6XvmhE1J9PY
自分も子供を持つ親として、子供には英語とプログラミングのどちらか、できれば両方を身に付けてほしいと思っていたりします。
ただしそれを子供に押し付けてしまっては「親のエゴ」
いくら子供の幸せを願っていても無理強いはしたくありません。
ここが難しいところですよね。
共通点③:学習する上で「文法」にフォーカスが当たりすぎている
自分が学校で受けた英語教育を振り返ったり、プログラミングを独学していて感じるのは学ぶ側も教える側も「正しい文法」に意識が向き過ぎているのが気になりました。
- 英語を話すときに文法的にあってるか自信がないから話せない
- プログラミング学習でオンライン講座を受講しまくる
- 英語でも、プログラミングでも学んでばかりで実践しない
などです。
言い換えると英語やプログラミングの「読み・書き」ができるようになることばかりを学ぶ一方、そもそもの「どうして英語やプログラミングを学ぶのか」と言うことにはあまり触れられていません。
英語にしても、プログラミングにしてもなにかをする為のツールにしか過ぎないと言う事が忘れられていると言うか。。。
それを使ってなにをするかの方が大事なのに「学ぶこと」自体が目的になってしまっている感じです。
これには大人の事情もあると思っていて、ビジネスとしては文法のような「体系化されたもの」は商品として販売しやすいからだと思っています。
だいたいの人はこれまで学校での勉強してきており、そこで行われる授業はすべて「カリキュラム」があるので、「動名詞の次は過去分子をして・・・」とか「for文はこのように書いて・・・」っていうのを習っている方が勉強してる感があるのでいいような気がするんですよね。
もちろんこれも必要なんですが、そもそもそれを勉強する目的意識がないと「なんでこんなこと勉強しないといけないのか」と考えて途中で飽きて挫折したり、せっかく身につけても「何がしたかったんだっけ?」って言う状態になってしまいます。
んじゃどうしたらいいのか
ここから子供の教育っぽい話になるのですが、
英語を身につけてほしい
プログラミングができるようになってほしい
と親が思った時に、どうするのが良いのか考えてみました。
「勉強」をしない
勉強が好きな人って全体的に見ると少数派だと思います。多くの人がYouTubeやマンガをみてダラダラする時間は至福の時間だと感じますよね(多分、笑)
でも英語やプログラミングの話になった途端、(自分も含めて)まじめに勉強をし始めてしまいます。
でも実は、いかにそれを楽しむかを工夫することの方が長い目で見た時には大事なんじゃないかと気づきました。
短期間で成果を出さないといけない場合は集中して勉強すればいいんですが、英語や独学プログラミングなど締め切りが無いものについては、楽しくもないのに勉強する人よりも、楽しんでいる人の方がより遠くまで到達できると思うんですよね。
そして子供の教育に関しては、
- まず「英会話スクール」に通わせる
- まず「プログラミングスクール」に通わせる
のではなく、
子供の好奇心を刺激してあげるように環境をデザインしてあげることが第一なんじゃ無いかなと思っています。
逆に興味もないものを無理強いして、嫌いになるよりもよっぽどよいと思います。
英語やプログラミングを「特別なもの」ではなくて「自然と日常にあるもの」として溶けこませてる工夫をする。
例えば
- 英語のYou Tubeを観たり、観せたり
- 夫婦で英語で会話してみたり
- ラジコンロボットを一緒に作ってみたり
好奇心旺盛な子どもに刺さるような仕掛けを日常にちりばめて、興味を引くことができればそれでよし。引っかからなければ、さらに工夫を。
ここは「親の打算」と「子どもの好奇心」の戦わせるゲームとして楽しむのもありなんじゃ無いでしょうか笑
まずは自分から
日常の中で、子どもの興味を引きたいと思った時に、「親である自分自身がまったく興味がない」状態だととても難しいと思います。(と言うかそれこそ本当に親のエゴですよね)
実際に英語が話せたり、プログラミングができる必要は全くないと思うので、まずは自分がそれに興味を持って、子ども一緒に楽しむくらいの気持ちで取り組んでいくことが重要だと思います。
例えば高い月謝を払って週一でプログラミングスクールに通うより、子どもと一緒にマインクラフトで遊んだり、一緒に自作ロボットを作ったりする方がよっぽど子どもの人生にとって貴重な経験・きっかけになると思いませんか?
そのきっかけを経験するからこそ、
プログラミング楽しそう→スクール行きたい→友達もいるし楽しい
みたいなループになるような気がします。
まとめ:独学をした経験から
今の時代、学びたいと思えばネットやYouTubeで無料で観ることができます。
現に自分もプログラミングの独学はCourseraというオンライン講義サイトで勉強し、とても良い教材に出会うことができました。
好奇心さえ育むことができれば、スキルを得ることは難しくない時代になっていて、逆に言えば知的好奇心・探究心を育むことの重要性が増している時代になったとも言えます。
いかに子ども好奇心をくすぐるか。
自分自身も楽しみながら、日常の中で工夫していきたいと思います。