こんにちは、きーさんです。
現在、アメリカに駐在して2年の機械系エンジニアです。
アメリカで生活していて意外と耳にするのが、「駐在してるけど英語が話せない、、、」という話題。
実際、私自身も赴任して最初の3か月は英語の伸びを実感したもの、その後成長はストップ。
これではいかんと一念発起し、勉強を開始しました。今では米人との会議等でも問題なく意思疎通が可能になったという状態です。
駐在というのは誰にでも行けるものではなく選ばれた人しか行けません。
そして英語を伸ばすための貴重な機会であるのも事実です。
今日は「駐在してるけど英語が上達しない」という悩みをもつ方のために、私が実践した英語上達するためのポイントをご説明します。
本記事の内容
- 駐在しているのに英語ができない原因
- 駐在の機会を活かして英語を上達させる4つのステップ
駐在してるのに英語ができない最大の理由とは?
結論:英語を学ぶ環境が整っていない
これが唯一最大の理由です。能力が無いからでも、意思が弱いからでもありません。
冒頭でも書きましたが海外で生活しているからと言って必ずしも英語が話せるようにはなりません。海外での生活は上達するための最高の環境であることは確かですが、ただ漫然と生活していては「生きていくための英語」以上の英語は身に付きません。
また語学というのは一朝一夕で身につく物ではなく長い期間をかけて身につけるマラソンの様な物です。そしてこれは意思の力では継続できません。
重要なのはいかに楽に、自然に継続ができるか。以下では英語学習の環境を整えて、習慣にする為におすすめのステップをご紹介します。
駐在員が「英語ができない」を克服するために
Step0:文法の勉強をやめる
一番最初に強調しておきたいのはいわゆる文法などの座学をやめるべきということです。
多くの人が自動的に
英語できない ⇒ 文法勉強しよう
という発想になってしまっているように感じます。
僕が実際にアメリカで生活して感じたのは、話せないのは文法が原因ではないということ。多くの日本人が英語を話せないのは単純に話す練習が足りていないだけです。
つまり、TOEICなどの文法書を買ってきて一章から勉強を始めるよりYouTubeで英語の動画を見始める方がよっぽど早く英語に慣れます。
という方もいるかと思います。とても良くわかります。僕もそうでした笑
重箱の隅をつつくような文法書を1から勉強するのはおすすめできませんが、「話すための英文法」という意味では「一億人の英文法」という本は駐在先にも持っていくことを強くおすすめするほどおすすめな文法書です。
日本人が英語を話すうえでネックになる前置詞などを「ネイティブがどういう気持ち・ニュアンスで使っているのか」にフォーカスして、しかも文章ではなく図や絵を使って伝えてくれるので実際に英語を話す上でとても役に立つ良書です。
駐在員が「英語ができない」を克服するために
Step1 : 勉強する目的は?
まずはここからです。
今は英語が話せるようになりたい!と「なんとなく」考えていても、少し経つと「めんどくさい」という感情に変わってしまい、またこれまでの日常に戻ってしまいます。
どうして今、英語を勉強したいと思っているのか目的を明確化しておきましょう。
ポイントは次の通りです。
- 上達することでどうなりたいのか具体的に考える
- もし上達できなければどう感じるか想像してみる
- 話したいテーマ
- 使いたいフレーズ
「せっかくのいい機会だから上達したい」だと弱いです。「めんどくさい」に負けてしまいます。
どうして英語が上達したいのか、上達したらどんな嬉しいことがあるか妄想してみましょう。
思いついたら見えるところに書いておくのがおすすめです。
逆にもし上達できなければどう感じるか考えておくことも大切です。
これも同じところに書いておきましょう。
駐在員が「英語ができない」を克服するために
Step2:簡単なことをひとつ習慣にしてみる
よくありがちなのがいきなり「毎日5時に起きて勉強するぞ!!」というもの。
これはNGです。続きません。
よい習慣を身に付けるには無理せず、少しずつ環境を整えていきます。
まずはとても簡単なことを一つだけ毎日の習慣に取り入れてみましょう。
それができたらもう一つ、さらにもう一つという感じです。
これだと毎日決まって時間が取れるし、再生するだけなので簡単ですよね。
ちなみに個人的なおすすめは「バイリンガルニュース」と「Hapa英会話」どちらも無料で質もよいし、なにより面白いです。
バイリンガルニュースは、マミさんとマイケルの二人のバイリンガルが英語と日本語を交えてニュースを紹介している番組で、科学や宇宙についてや子育て、たまに下ネタについて
語っています。
Hapa英会話はロス在住の英語講師のJunさんアメリカ文化を紹介しながら、実践的な英会話を教えてくれます。
こちらはYoutubeのチャンネルも運営していて駐在生活に役立つトピック満載なのでおすすめです。
話はそれましたが、上記のように簡単に取り入れられることを1つ習慣化してみましょう。
駐在員が「英語ができない」を克服するために
Step3:学習に少しだけお金を使う
次はお金を払って教材を買いましょう。
いくらでも構いません。
お金を払うことで「せっかくお金払っているので勉強しよう」という動機付けをすることです。運動をする為にジムに月額でお金を払うのようなものですね。
可能であれば本などの「一度支払ったら終わり」という形ではなく、月額で支払う英語のサービスにすればより継続するモチベーションが続きます。
Step2と同様ですが、いきなり分厚い参考書を買って無理な目標は設定しないでください。
あくまで徐々にコミットメントを増やしていきます。
継続こそ力です。
私自身は駐在を機にオンライン英会話をはじめました。
駐在前から始めることができるので「こんな感じか」というレベル感をつかむことができますし、アメリカに行っても継続できるスクールもあります。
なにより会社から補助が出たというのが大きいんですが笑
継続のしやすさというポイントで英会話スクールを比較した記事もあるのでよければご覧ください。
【オンライン英会話比較】アメリカ駐在員がチェックポイントも解説
ほとんどのスクールで無料お試しできると思うのでまずは試してみるのがおすすめです。
駐在員が「英語ができない」を克服するために
Step4:上達を実感する
英語の学習を継続するのに大事なのは効果をしっかりと実感すること。
これまでのステップで少しずつ英語学習を習慣化すれば必ず英語力は上がっています。
大事なのは上達を実感すること。そのためには実際に使ってみないといけません。
コツは「podcastで言っていたこの表現を使ってみよう」とか「これを意識して話してみよう」など自分でテーマを設定すること。
自分の上達が実感できればどんどん勉強のやりがいを感じられるようになります。
また自分に足りない部分を真摯に認めることも重要です。
「自分はここが足りていないな」ということに気づけば改善のチャンス!
そのための勉強を習慣化させてしまいましょう。
私は会社の補助でオンライン英会話を利用しているので、会話の主導権を取ることで、
を話すようにしています。興味のある方はこちらをどうぞ
失敗しない!オンライン英会話の活用法【アメリカ駐在員が解説】
まとめ:「駐在してるけど英語が話せない」は克服できます!
最後に強調しておきます。
今、英語が話せないと思っているのは決してあなたに能力がないからではなく環境が整っていないだけです。
原因は「意外と職場では英語を使わない」「普段生活していても簡単な英語しか使わない」という環境に問題があるのです。
まして日本で英語教育を受けていれば、間違いなくある程度の基礎はありますのであとは環境を整えて継続できるかが勝負です。
勉強→効果実感→やる気UP→勉強という良いサイクルに入れるよう環境を整えてみてください。
では!!