こんにちは、次の駐在に向けて準備を進めている元アメリカ駐在員のきーさんです。今回の記事は、アメリカに限らずあらゆる国に駐在する予定の駐在員のための記事になっています。内容はズバリ「次の駐在に向けてFirstrade証券を開設してみた!」という内容。
この記事を読者は資産運用に興味がある方が多いと思います。そして、一度駐在に出ると2度目、3度目の駐在のチャンスがもらえるというのはよくある話。
困ったことに現在の日本の制度だと、駐在中の3~5年に資産運用が制限されるため、せっかく諸手当でもらえた(潤沢な?)キャッシュも銀行口座に眠らせておく必要があり資産形成の面で見ると大きな機会損失になってしまいます。
今回の記事ではこれを解決するためのステップの一つとして、「いつ、どこに駐在になっても安心!」な資産運用体制を整えるために海外証券会社を開設したので具体的なプロセスを紹介するという内容です!
本記事の内容
- 資産運用をしたい駐在員がすべき準備がわかる
- なぜFirstrade証券が全駐在員向けなのかわかる
- Firstrade証券口座開設の具体的な手順がわかる
また、このブログでは他にも下記のような駐在生活に役立つ記事をアップしているのでよければご覧いただければと思います!
海外で日本のテレビ番組を「テレビ画面で」観る方法【Smart DNS Proxy】
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どうしてFirstrade証券が全世界の駐在員におすすめなのか
Firstrade証券とはどんな証券会社なのか【駐在員の味方!】
そもそもですがFirstrade証券というのはアメリカの証券会社ですが日本に住みながら開設できる数少ない海外証券会社のひとつ。
また世界の投資家からの評価は下記の通り。
- StockBrokers.com:2023年のオンライン証券ランキング総合評価で4位
- StockBrokers.com:2024年の「ベスト低コスト証券会社」カテゴリーで2位
- NerdWallet:2023年の「ベスト低コスト証券会社」カテゴリーで4.5星の高評価
これらのランキングから、Firstrade証券は特にコストパフォーマンスの面で高い評価を受けていることがわかります。また、総合的な評価でも上位にランクインしていて、投資家から一定の支持を得ていると言えます。
こんな疑問を持たれますよね。次で簡単に説明していきます。
駐在員が海外証券会社を選ぶポイント3選【FirstradeはOK!】
駐在員は数年で住む国がころころと変わる特殊な立場です。また今回で終わりでなく2回目、3回目の可能性もあるというのもポイント。
そんな駐在員が長期的に安心して、しかもコストをかけずに利用できる証券会社選びに需要なのは下記の3点です
- 口座維持手数料や取引手数料が格安
- 駐在前・駐在中・駐在後のすべてのタイミングで口座開設・維持・取引ができる
- いつでも日本の証券会社に証券を移管できる
①の手数料が安いのはもちろん大事なポイントです!
ちなみによく比較される人気の海外証券会社にIB証券(Interactive Brokers)がありますが、一回の取引に最低1.1ドルかかる為、個人の投資家にとっては手数料が高くなっています。少額を毎月積み立てる方にとっては選択しにくいですね。。。
また2023年の制度改悪により日本居住者は専用の口座(IBSJ口座)しか保有できなくなったので日本→海外→日本と居住地が点々と変わる駐在員には非常に使いにくくなってしまいましたので合わせて注意してくださいね。
そして、さらに重要なのは、環境が変化しても安心して利用が継続できるかどうか。
特に2020年以降、マネーロンダリング対策が強化され、各国で非居住者の銀行や証券会社の利用が制限される場面も増えてきています。
今は使えても、将来的に状況が変わるかもしれない。そんな場合に備えて、①②の条件を満たす証券会社を選んでおくことも非常に大切なポイント!!
Firstrade証券を選ばない方も上記を参考に証券会社探しをしてみてはいかがでしょうか!
駐在員がFirstrade証券で口座開設するまでの具体的な方法
申請前に準備しておく書類は2つだけ!
- パスポートの写真ページの画像(PDFは不可)
- マイナンバーカード(番号がわかっていればOK)
(実際の手順)
- FirstradeのウェブサイトでOpen Accountから手続きをスタート
- Text messageを選択して国番号(日本の場合は+81)を選択し認証
- Country of CitizenshipおよびCountry of BirthでJapanを選択
- パスポートの写真ページをアップロード(署名ページにも同じ画像をアップロード)
- 個人情報を入力(Foreign Tax ID Numberにはマイナンバーを入力)
- Additional Infoを入力(Liquid Net Worthは現金預金額でOK)
- Optional Tradingを選択
・Margin Trading:信用取引なので上級者以外はNo推奨・Option Trading:オプション取引もしない人はNo
・Extended Hours Trading:時間外取引はお好みで(自分はYes選択)
以上です!必要書類を用意しておけば10分程度でかんたんに開設できました!
実際の使用感についてはまたレポートしてみたいと思います!
Firstrade証券への入金方法について【駐在前に準備が必要】
ここまででFirstrade証券の口座は問題なく作成できたかと思います。
最後に重要なのはどうやって証券口座に入金するか。
ここでも全駐在員におすすめの方法を記載しておきます。
駐在員向けのFirstrade証券へのおすすめ入金方法はSMBC信託銀行プレスティア!
基本的に日本の銀行から海外の銀行・証券口座にまとまった資金を送金するとかなりの手数料がかかってしまいます。
海外送金のコストを安くする方法で有名なのはWiseやRevolutというサービス。Wiseについては自分も一度目の駐在で使用していました。これは海外送金をする際にWiseを経由することで海外送金手数料を安くするもので、とても使いやすいサービスです。もし知らない方がいらっしゃれば過去の記事をご覧ください。 こんにちは、きーさんです。 駐在は人生の転機。これまでの生活が大きく変わります。ネットで「駐在 準備」などを調べると持ち物リストやスケジュール感などを駐在経験者が作成してくれています。 しかし意外に漏 ... 続きを見る
【Wise】駐在する時に絶対に必要な準備~お金編~【旧Transferwise】
ただ2度目の駐在に向けて調べていると、わざわざWise経由しなくてもSMBC信託銀行プレスティアもなかなか良い選択肢であることがわかりました。
(ちなみにFirstrade証券にはWiseやRevolutを使って直接入金することはできません。)
SMBC信託銀行プレスティアがおすすめな理由
- 幅広い通貨に対応できる
- 日本の銀行なので長期での状況の変化や急な方針変更に対応しやすい
- 公式に非居住者サポートをしており、駐在中も問題なく利用できる
- 手数料も条件を満たすことで無料にできる
私もすでに口座開設をしたのですが、お金や法律が絡むセンシティブな案件なので日本語で公式のサポートをしてもらえるのはやはり安心ですね。
参考のために、他に検討した銀行についても少し書いておきます。
- 三井住友やUFJ、みずほ銀行などは海外手数料や送金手数料が高額なため候補外
- ソニー銀行は手数料が安くて外貨口座で人気だが海外送金が不可
- 住信SBI信託銀行も手数料が安いが、非居住者の口座維持が不可
というわけで消去法でもプレスティアとなりました!
ちなみに経験上、「バレないだろう」と思って黙って赴任してしまうと普段は問題なく過ごせるかもしれませんが、入院してまとまったお金が必要になったときなどにうまく海外送金ができなくなったり、口座が凍結されたりと急にかなりの窮地に追い込まれてしまうのでまったくおススメしません(実はアメリカ駐在中に冷や汗をかいたことがあります笑)
プレスティアで各種手数料を安く抑えるためには「プレスティアデジタルゴールド」ランクになる必要があり、条件は300万円分の外貨を保有しておく必要があります。
一般の人にとっては少し高いハードルですが、駐在員はどうせ海外に行くにあたり現地通貨の資金を準備する必要があるので大きな問題にはならないかと思います。
赴任前にまとまった額の外貨を預けておいてゴールドランクになることで手数料を安く抑えましょう!!
または勤めている企業によっては「Prestia at Work」という提携キャンペーンもありますので一度、会社の人事や総務にご確認されるのが良いと思います。
ここでアメリカ駐在員の方向けに一点補足です!
Firstrade証券はアメリカの証券会社なのでわざわざ日本から送金しなくても、現地給与口座から入金できるのでプレスティアの口座は不要だと思うかもしれません。ただし、赴任時には「日本→アメリカ」、帰任時には「アメリカ→日本」と、かなりのまとまった金額を送金することになるのでドルを保有できる口座を作っておいた方が便利です。
特に帰任時には、駐在中の貯金や現地で使用していた車を売ったりでかなりの額のUSドルを持っているはずなのでこれを保有しておける口座を持っておけるのはとても重要。
プレスティアである必要はないですが、日本の銀行でも外貨口座を開いておくことを強くおすすめします。(手数料的にはやはりプレスティアがおすすめにはなります)
まとめ:駐在前にFirstrade証券を開設しておこう!
今回は駐在中も資産運用を継続するために必要な海外証券口座としてFirstrade証券を紹介し、おすすめな理由と具体的な口座開設のステップについて紹介しました。
繰り返しになりますが、資産運用の環境づくりをするために大事なのは、長期で、安心して継続ができること。
最後に紹介したSMBC信託銀行プレスティアと合わせて準備しておくことで、1度目の駐在だけでなく次にあるかもしれない駐在でも安心して対応できる安定した投資環境をつくっていきましょう!
今回の記事が駐在準備の助けになれば幸いです!!
このブログでは他にも駐在に役立つ情報を発信していきますのでよければブックマークなどしてまた見に来ていただければ嬉しいです。
それでは!